既存住宅の柱頭柱脚合部の体力不足を補う耐震補強。
地震による木造住宅の崩壊 | |
兵庫県南部地震においては壁量の充足率の高い住宅においても倒壊・大破の被害を受けています。この原因は「基礎仕様」「偏心率の大きさ」「接合部の耐力不足」の3つの構造の問題があったと判断されました。 |
|
既存住宅の耐震補強 | |
既存住宅の改修は美観の向上が目的とされていますが、それ以上に住宅の構造補強が重要視されてきました。実際の補強方法としては、改正基準法の規定に準じた構造補強が望まれます。 |
ARS工法の特徴 |
|
①高強度 | 既存住宅の柱頭柱脚の接合強度をホールダウン金物使用レベル(15kN/本)に向上できます。 |
②居ながら改修 | 簡単な後付け施工なので、居住者が居ながらにして改修工事が出来ます。 |
③低価格・短工期 | 外壁の一部分を取り除く工事で済むため、低価格でしかも短工期で改修出来ます。 |
④高耐久性 | ARSロープは、アラミド繊維を使用し、高強度・高耐久性がある他、金具補強のような熱橋・冷橋がなく、よって接合部の結露の心配がありません。 |
⑤確かな信頼性 | 建設大臣認定(現国土交通省)の「建築物等の保全技術・技術審査証明」を取得しています・ |
⑥明快な補強個所 | 補強個所は建築基準法告示1460号ただし書きの「N値計算法」により決定します。 |
地震の際、柱にかかる力は全て同じではなく、1本1本に異なる力が働きます。 ですから、今住んでいる住宅の設計図より、それらの力を正確に計算して、 その計算結果を反映させた補強設計とそれに基づく補強工事が必要です。 これら一連の作業は、「一級建築士」や「二級建築士」、「木造建築士」 を中心にして行われることが大切です。 状況によっては1か所にARSロープを2~3本必要なところも出てきます。 |
建設大臣認定(現国土交通省)「建設等の保全技術・技術審査証明」とは・・ | 認定書 |
㈶日本建築センター・㈶建築保全センターにおいて、民間で開発された様々な技術について審査・証明を行うことにより、民間における研究開発の促進とそれらの技術を建設事業に適正かつ迅速に導入することを目指したものです。 この「ARS工法」の審査は国土交通省技術政策総合研究所や建築系大学教授のなかでも特に木造住宅軸組工法構造分野の権威者の方々によって厳格に行われました。 この証明書(審査証明書第0008号)は既に特定行政庁に配布されており、「ARS工法」は既存住宅の耐震補強用としてだけではなく、確認申請が必要な新築住宅にご採用頂いても、建築主事の判断により許可が得られます。 |
参考価格 | ||
アンカーロープ補強(アルス工法) 1ヵ所 | 25,000円(税別) |
|
《例》1階 柱脚部 4隅×25,000円=100,000円(税別) |